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池川自然学園

高知から山村留学生の毎日です

卒園生からの便り

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2年前に学園を卒業し、関東の高校へ進学したMさんの便りが届きました。
彼女がこの春に東北地方へ農作業ボランティア活動に行ってきた時の感想です。

大震災から1年が過ぎましたが、まだまだ深い傷跡の残る被災地の様子を写真入りで伝えてくれましたので、一部を皆様にもご紹介したいと思います。

前にもお伝えしましたが、4月3日に東北へボランティアに行ってきました。(中略)
バスで高速道路を走ること5時間。8時ごろ宮城県仙台市に到着しました。(中略)
まじかに震災の被害を見て、言葉も出てきませんでしたね。その時に写真をとってきたので、皆さんにも見てほしいなぁと思って送らせていただきました。

「実際に見た者には伝える義務がある」と先生も言っていたし、やっぱり、新聞やテレビに載るのと同じかもしれませんが、1年経った姿だし、私のコメントも付けておくので。何よりその実態を知ってほしいです。

瓦礫はだいぶ撤去されたものの、やはりその有様はまだまだ課題が多く残されていると思います。


※ 写真はクリックで拡大します。

   ScanImage00010.jpg

 テレビで地震が来たらガソリンスタンドに逃げ込め! といっていたのですが確かに丈夫な作りとなっています。学校とガソリンスタンドしか残ってなかったので。といっても 今にも崩れそうですけど…・   

   ScanImage00009.jpg

   かわいいお家なのにシャッターがすごいことになっていました。
   中は床が抜けていて土がこびりついていました。



   ScanImage00011.jpg 

   幸せの黄色いハンカチ。
   あちこちにはためいていました
   去年の8月ごろは黄色じゃなく赤い旗がたくさんたっていたそうです。
   赤い旗はそこで遺体が見つかったという目印だとか・・・。


   ScanImage00012.jpg

   学校て丈夫に作られているんですね。 周りは何もないのに小学校の校舎が残っていました。
   その前にあるのは、持ち主の分からないバイクなどです
   この後者は4階建てで、生徒は屋上に逃げて助かったとか。
   でも、お家の人が迎えに来て、一緒に帰った男の子が一人だけ亡くなったそうです

Mさんはこの他にも何枚も写真を送ってくれました。

私も自衛隊として救援活動をおこなった知人や、被害を受けた港で潜水作業をしたダイバーから色々と話を聞いていました。また、復興してい行く東北地方が紹介されていく一方で、瓦礫の処理の問題や未だ放射能汚染で立ち入りが制限されていることなどが報道されています。

1年経った現在の仙台市の状況をこうしてみると、改めて、被害の大きさを知り、復興はまだまだ先なのだ。と感じたところです。

Mさんへ

お便りありがとうございました。
これからもいろんな世界を見聞して、視野を広め、行動力を鍛えていって下さい。
このブログ記事を Mさんへの返信とさせていただきます。






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